答えを探し続けて、疲れてしまったあなたへ
〜人生が静かに動き出した「問い」との出会い〜
昔のぼくは、本屋に行くのが日課でした。
平積みされたビジネス書や自己啓発本を手に取っては、
「ここに、ぼくの人生を変える正解が書いてあるはずだ」
そんなふうに、どこか必死で探していたんです。
ノウハウはたくさん集まりました。
知識も、方法も、人より多かったかもしれません。
でも不思議なことに、
どれだけ読んでも、心は満たされなかった。
「これだ!」と思った方法も、
いざやろうとすると続かない。
がんばっている“つもり”なのに、
どこか空回りしているような、
重たい感覚だけが、ずっと残っていました。
足りなかったのは「答え」じゃなかった
あるとき、ふと気づいたんです。
足りなかったのは、
答えではなく、「問い」だったということに。
外にある正解は、
あくまで「誰かの人生」にフィットした答え。
それをそのまま自分に当てはめようとすると、
サイズが合わなくて、苦しくなるのは当然でした。
アドバイスや正解探しは、
ときに、ぼくたちを助けるふりをして、
迷子にさせてしまうことがあります。
尋問と、魔法の質問のちがい
「魔法の質問」は、
誰かを動かすためのテクニックではありません。
それは、
相手の中に、そして自分の中に、
もともとあった想いを、
そっと思い出させるものです。
たとえば、仕事でミスをしたとき。
無意識に、
「なんでこんな失敗したんだろう?」
と自分に問いかけていませんか?
これは、一見「反省」のようで、
実は自分を追い詰める尋問になりがちです。
そこで、問いを少し変えてみます。
「この経験から、学べたことは何だろう?」
すると、視点が変わる。
過去の失敗から、未来の可能性へ。
責めるエネルギーが、
次に進むエネルギーへと、
静かに変わっていくんです。
人生は「問いの質」で、流れが変わる
人生がうまくいかないとき、
実は「状況」が問題なのではなく、
自分に向けている問いが、少しズレているだけかもしれません。
問いは、人生のコンパス。
どこを見るかで、
どこへ進むかが、自然と決まってしまう。
今のあなたへ贈る、ふたつの問い
答えを急がなくて大丈夫です。
正解も、不正解もありません。
ただ、心に浮かぶ感覚を、味わってみてください。
- 今のぼく(わたし)は、本当は何に疲れているだろう?
- もし「ちゃんと大切にするとしたら」、何を大切にしたいだろう?
この問いに、すぐ言葉が出なくてもいい。
沈黙の時間も、立派な対話です。
答えは、
いつも外にあるようで、
本当は、ずっと自分の中にありました。
問いを変えると、
人生は、音を立てずに動き出します。


